ヨーロッパの花火の歴史を国ごとに解説

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ヨーロッパの花火の歴史を紹介していきます。

花火がヨーロッパに伝わったのは13世紀以降のことです。

生産はイタリアが中心で、16世紀にはイングランドでも花火の技術が飛躍しました。

ヨーロッパの花火は貴族のものとされており、王の権力のあらわれでした。

17世紀に入ってからは本格的な花火学校が設立され、ポーランドやデンマーク、スウェーデンで花火師が続々と誕生しました。

ヨーロッパの主要国における花火の歴史についてみていきましょう。

ヨーロッパの花火の歴史


イタリアの花火


中国で作られた火薬は13世紀にイスラム諸国へと伝わり、その詳細はアラビア語で文献が書かれました。

この文献がヨーロッパの知識人によって解読されてヨーロッパにも花火が伝わり、イタリアのフィレンツェで初めて花火が使用されました。

よって、ヨーロッパではイタリアを花火発祥の地としています。

その後、花火はイタリアで多く製造されました。


イングランドの花火


16世紀に入ってからはイングランドで花火がさかんに製造されるようになり技術が発達しました。

ヘンリー8世が王室軍隊の花火師を雇う規則を定め、王室の結婚式や式典などではテムズ川にて水上花火を楽しんだとされています。

また、その裏ではイングランド協会のカトリック教徒過激派による火薬陰謀事件も発生しました。

上院議場の地下に大量の火薬を仕掛けて国王を爆殺するという計画でしたが、事前に発見されて未遂に終わっています。

イングランドでは火薬の悪用も目立っていたのです。


ポーランドの花火


17世紀にポーランドに花火の専門学校が設立されました。

ポーランドはヨーロッパの中でも特に高い教育水準であり、若者も非常に多かったため花火師の育成に力を入れることができました。

現在ではクラクフで20年以上続く夏祭りが行なわれており、王宮ヴァヴェル城の横で花火大会が開催されています。

ヨーロッパにも夏祭りに花火を打ち上げるという習慣があるのです。


デンマークの花火


デンマークで特に優れた花火師たちはイングランドへ招かれて、王族の娘の結婚式で花火を打ち上げるという重大な任務も担いました。

また、デンマークは新年の年明け花火も有名です。

一般に花火の販売が解禁される日でもあり、人々の花火への思いが強い国です。


スウェーデン


スウェーデンでもまた花火学校が設立され、花火師が多く誕生しました。

特徴的なのは冬に花火大会が行なわれてきたことです。

新年の花火打ち上げが国のメイン行事となっており、花火師たちの技術が最も見られるときです。


まとめ


ヨーロッパのなかでも北欧三国と呼ばれる、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーでは年明けに花火を打ち上げるのが習慣となっています。

日本の花火は夏がメインですが、ヨーロッパでは冬の寒い時期に花火を打ち上げてその美しさを楽しむ国が多いようです。

ヨーロッパで花火が流行するきっかけとなったイタリアでは「花火をあげる日」という特別な日は制定されておらず、イベントや式典の時に突然花火が上がり、開始時間も22~23時など夜遅いようです。

花火の元となる火薬は日本と同じく中国から伝わっていますが、ヨーロッパでも各国で花火の技術や使用時期は異なっています。

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